料理教室

 朝陽公民館で毎月1回開いている「男性のための料理教室」に通って今年で4年目になります。生徒は6、70代のおじさん(おじいさん?)が中心。腕前はまぁ、みなさんドングリの背比べ。包丁より口を動かしている方が多い。だから楽しい。

 きっかけは私が定年になり、家にいることが多くなったことです。妻はパート勤務で帰宅は午後6時半過ぎ。ということで必然的に夕食担当が私に。しかしリンゴの皮もうまくむけません。ということで料理を習うことになったわけです。

 何よりも先生が楽しい。竹を割ったようなさっぱりした性格で親近感があり、初歩的な質問にも丁寧に答えてくれます。さらにレシピが大変ありがたい。おかず2品とデザート1品がふつうですが、いずれもその日の夕食に使えそうな簡単でおいしい料理ばかりです。あらためて感じているのは、料理は作ることも大変ですが、何を作るか考えることの方が大変で、しかもそれが毎日のことなのだから…。そんなことを妻に話すと「私は40年もやってきたの。今頃気付いたの」と偉そうに話します。ハイハイその通りですよ、奥様。

 最近、腕試しに別の料理教室に参加しましたが女性ばかり。腕の差は歴然で、しかも初対面だから何を話していいのかまごつくばかり。結局黙々と食器洗いでした。いろいろな分野で男女共同参画が必要だということには反対しません。でも、料理教室に限っては男ばかりの方がとても気楽で楽しいと断言できます。次回が早く来ないか、首を伸ばしている今日、このごろです。

【石渡区長:水越渉】