人権を考える住民集会

 今年25回目を迎えた朝陽地区の「人権を考える住民集会」が6月17日、朝陽公民館で開かれました。石渡などから140人余が参加、すべての人が人間として尊重され、心豊かな生活を送ることができる明るく住みよい社会を築くにはどうしたらいいか、講演を通して考えました。

 意見発表として、朝陽小学校6年生で児童会長の櫻井咲和花さんが「児童会のテーマは思いやり。明るい元気な学校になればいじめはなくなる」と発表、同じく6年生で「ともだち委員会」副委員長の山口鈴夏さんは「違うクラスとの交流で仲間に入れない友だちに積極的に呼び掛けています」と話しました。

 基調講演では長野県人権啓発センターの木藤博さんがウクレレ演奏で注目を集めたあと、「同和問題を人権課題の柱に」とのタイトルで、「長野市にも差別はある」「母親から差別されると痛みがわかる。だから人を差別するなと聞いた。これが基本です」など話し、会場の関心を集めました。

【文と写真:石渡区長 水越渉】


140人余が参加した人権を考える住民集会。熱心にメモを取る姿も見られた。


意見発表する朝陽小学校6年の櫻井咲和花さん。


意見発表する朝陽小学校6年の山口鈴夏さん。


「差別の解消には人間の尊厳を前提とした活動が大切」と話す講師の木藤博さん。