女性の参加

 長野市に男女共同参画センターという部署があり、年3回「ウイズ・ユー」というタイトルで情報誌「ながの情報」に記事を載せています。内容は、男女が共に参加してつくる社会の大切さを訴えるものです。その編集委員を4年務めている縁で、このほど長野市男女共同参画審議会の委員を委嘱されました。

 国は、会社や自治体などあらゆる分野で男女が共同して参画できる社会づくりを目指してきましたが、遅々として進まないため、女性に焦点を絞って仕事でいっそう活躍できるよう自治体や事業主の責任を強化した法律「女性活躍推進法」をつくりました。長野市は、この法律を反映した新しい男女共同参画基本計画をつくるよう迫られており、私たち審議委員はアイデアを出せとこれまた迫られています。でも難しい…。

 私は、女性の進出が遅れているのは、会社や自治体ではなく地域だと思っています。長野市内にはいくつかの区が集まってつくった住民自治協議会という組織が32あり、石渡区は朝陽地区住民自治協議会に入っています。この協議会での女性の平均進出率は15%とのことです。石渡区の場合、役員会は14人のうち女性は1人(7%)、協議委員会では42人中2人(5%弱)です。もっと増えてもいいのではと思います。

 じゃぁ、女性が多くなれば具体的にどう変わるんだと聞かれてもうまく答えられません。女性らしい発想が出るといっても具体的には分かりにくい。言えることは、会議の雰囲気は和やかになるに違いありません。あっ、誤解しないでください。石渡区の役員会の雰囲気がとげとげしいといっているわけではありませんので・・・。

【石渡区長:水越渉】