石渡写真クラブ月例会(7月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(7月)作品&講評
 戻り梅雨から大暑、土用丑の日も過ぎ間もなく8月。これからが、夏本番です。旧盆の行事、行楽地などコロナ感染が最多を更新する中、どんな動きをみせるでしょう。
 ほかの人にうつさない、自らもうつらないを徹底し頑張っていきましょう。
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【吉田 幹男】

「スカシユリ」(飯綱町)=7月7日
コメント:自宅のユリは、まだ一本しか咲いてないのでこちらで撮影しました。
講評:執拗に?花を求めているところがすごいですね。一つの素材(テーマ)を追い求める手法は昔からあり、「子ども」、「お年寄り」、「お祭り」、「山岳」、「猫」、「動物」、「街中」、「風景」・・・とこのほかを含めいっぱいあります。一つの写真を続ける手立てですので、ぜひ集大成してみてください。もちろん花だけでなく、これはというものが目に止まったらシャッターです。
 で、作品ですが、中央に数輪の花を配置した「日の丸構図」ですが、花の咲いている向きなどを考慮して、この部分を右上に持って行きましょう。というのは、下と左下などにちらりと株があるので、これらをもっと取り入れるとバランスよくまとまった感じになるはずです。下にブルーの画面を想定したものをだぶらせてみました。ご参考に。

【宮澤 一成】

「こんにちは」(鬼無里白髭神社)=6月26日
コメント:花菖蒲の満開を期待して行ったのですが、まだ二分咲きでした。トリミングしてアップの写真にしました。
講評:2分咲きですとスケールのある群生写真のようにはならず、咲いている花のアップで仕上げるしかないですね。ちょうどいいタイミングでキチョウが止まっていて絡めました。が、やや画面の下で見落としそうです。生かすにはチョウの周りの空間をもっと入れることで、例えば縦位置にする手もあります。トリミングとのことですが、縦になるようなコマを選んで縦位置にしてみてください。
「旋回中デス」(同)
コメント:花菖蒲の撮影中、ふと空を見上げるとトビらしい鳥が気持ちよさそうに旋回していたので撮影しました。
講評:すかさずレンズを向けたところ、被写体を画角内に収めシャッターを切ったことがいいですね。トビも猛禽類ですが、大小さまざまな種類がいて紛らわしいですがトビですね。欲を言えば、山の稜線の上、空に浮くともっとふわりとした飛翔感が出てよかったです。

【廣澤 一由】

「欅並木を行く」(東和田運動公園欅並木)=7月6日
コメント:朝トレの男性が、早朝から強い日差しを避けて欅並木を涼しそうに行く姿が、すがすがしさを感じられて爽快であった!
講評:作品のデジタルデータの「プロパティー」から撮影時間は午前4時41分。早朝のひんやりとした雰囲気が伝わってきます。右下を起点に、車道の左右のケヤキ並木を斜めに配置、左上に放射状に広がる「放射構図」でリズム感を生み出しています。惜しむらくは、朝トレの男性がやや小さく、もう少し手前に大きく位置すると画面が引き立ちました。あるいは、もう一人後ろ姿で結構ですが、行き交う人がいると・・・。

【早川 球喜】

「お地蔵さんも花に囲まれ満足そう」(若穂綿内蓮台寺)=7月8日
コメント:蓮台寺にアジサイを撮りに行きました。朝早い境内には、人の姿はありませんでした。本堂につながる階段を上り、山門前の六地蔵もいつもの様に迎えてくれました。本堂下の脇道で花を眺めながら撮影しましたが、以前より花も少なくちょっと寂しさを感じました。帰り、脇の道なき道を下りて行きますと、山門の脇に花に囲まれたお地蔵さんに出会いました。朝日を受け、ほほ笑んでいるような感じをうけましたので、思わずシャッターを押しました。
講評:こちらも作品データの「プロパティー」から午前8時22分の撮影と判明。太陽が昇りきらない陽光が背景に感じられ、朝の境内の雰囲気が感じ取れます。アジサイの花に囲まれたお地蔵さんがぽつんとやや寂し気のようでもありますが、花に囲まれてご満悦の様子が表現されています。アジサイのほか、お地蔵さんの上の桜の木でしょうか、こんもりと垂れ下がっている樹の姿が「ひっそり感」を助長しています。

【中島 弘】

「灼熱の恵み」(中野市豊田)=7月8日
コメント:梅雨明けの猛暑で参っている人間とは対照的に灼熱の太陽を楽しんでいるように見えるタチアオイを撮りました。ちなみに花言葉は「灼熱の愛」だそうです。
講評:何と芸術的というか絵画的というか、美しくまとめました。逆光の光を巧みに使い、自然環境の中ながらも背景をシンプルに黒バックに設定したところが成功のカギ。そして右の花の向きの先(左上)には黒バックとはいえやや明るいトーンの光明があり、花と太陽が会話しているようでもあります。
「旅に出たいな」(中野市豊田)=7月8日
コメント:コロナ禍で遠出が制限されている中、高速を爆走し知らない街を旅する日が早く戻ることを願いながらシャッターを切りました。
講評:ご存知、作詞家高野辰之の生地、豊田村。合併して中野市となりましたが、まだ「かの川」、「かの山」などが残る農山村。小川を手前に水田の中にそびえ立つ高架橋。この情景を高野辰之は何と詠むか知る由もありませんが、高架橋の上を通過する大型車を点景にあしらい、高速を使って旅する日が早く来るよう・・・と思いを馳せた撮影意図がよく読み取れます。

【花の撮影】
 今回はこの作品のほか、中島さん、吉田さんからも花を素材にした作品が寄せられ、過去にも多くの花を題材にした作品が多数あります。
 花は撮影適期の情報を得て出掛けますが、早かったり、遅かったりすることもあります。タイミングよく満開であったとしても花の撮影は、花をいかに引き立たせるかが成功のカギです。群落なら花の周りの状況、さらに離れた山々、空、雲などの遠景。そして、一帯に差し込む陽光の状態、背景処理。もっといえば、霧や雨、水流なども格好の引き立て役となります。
 群落でなくても花には、昆虫や両生類などが寄ってきます。くれぐれも図鑑の説明調な写真にならないよう、自分の感性、想い、考え方を移入していきましょう。
 もう1つのキーポイントはレンズ選択と絞り。ズームレンズの中望遠系やマイクロ(マクロ)レンズ、あるいはほかのレンズでも絞りを開放値近くにすると、背景や前の物が微妙にぼけて写真(望遠レンズ、マイクロレンズ)ならではの世界を表出します。
 花は美しいです。が、「ああ、きれいだなー」写真でなく、自分なりに感じた、工夫したオな作品作りに挑戦してみてください。

【高山 三良】

「夕暮れの積乱雲」(南堀)=7月1日
コメント:夕暮れなのに東の空に積乱雲がモクモク。
講評:信大附属の北、朝陽病院の東の田園地帯から東の山並みを背景にした夕暮れの光景。本来なら積乱雲(入道雲)は昼間、日中にモクモクと発達し夕暮れ時には夕立のパターンですが、このところの異常気象のせいでしょうか、少しずれて出現したたところに着目した作品。夕焼けに染まる雲と田んぼに映る情景が印象的です。

【倉澤 利和】

「おかしな胡瓜」(自宅の畑)=7月14日
コメント:今年の胡瓜の形が変です! 形の良い胡瓜は数本です。気象が関係してますか?
講評:身近で面白い素材を発見しましたね。形が変だということを人様に伝えるのに言葉、あるいは文字では大変ですが、写真だと一発で分かります。写真というものが持つ特性です。ただし作品的には、曲がったキュウリが向こうにもう一本あり、にぎやかになりましたが、上の部分が切れてしまい惜しいですね。むしろ縦位置で撮ると存在感が増し、バランスよくまとまったかと思います。
ところで原因はと言うと、暑さと暑さから来る水不足がありますが、ほかに肥料不足、病気、害虫なども考えられます。が、自前の野菜は曲がっていてもうまい!
「頑張れパルセイロ」(長野運動公園)=7月14日
コメント: 長野パルセイロの練習風景が目に入りました。思わずシャッターをおしました。
講評:パルセイロの選手を入れ、競技場、給水塔、山並みをそつなくまとめた構図です。選手の動きの中に、どこかインパクトのある動き(一群)があると画面が引き締まったかと思います。J3で7位。応援の力でさらに上位へという作者の思いが伝わってきます。

恒例の夏の防犯パトロールが行われました

 石渡区の夏の防犯パトロールが7月21日行われました。区の役員や常会長などが参加して4班に分かれ、区内全域を巡回、路上駐車や車、自転車のカギのかけ忘れがないかなど点検しました。大豆島交番の警察官2人も参加しました。

 パトロール後の報告会では、各班から特に異常はなかったとの発言がありました。参加した警察官からは「一緒に回ったが問題はなかった。これもみなさんの日ごろからの防犯活動の結果です。何か気がかりなことがあれば連絡を」との話がありました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

小林正幸・安全防災部長(右端・六常会)からパトロールの内容を聞く参加者のみなさん

大豆島交番の警察官2人も参加して、パトロールの出発です

パトロールを終えて戻ってきた参加者。「ちょうど雨が止んで助かりました」とのことでした

パトロール後の報告会では各班から問題はなかったとの報告が出されました

 

               

ながの環境エネルギーセンターの施設見学

 7月14日、石渡区のながの環境エネルギーセンター及び長野市資源再生センターへの施設見学が行われました。

 環境エネルギーセンターは、長野広域連合(9市町村)が約3年の歳月を経て、平成31年に長野市松岡に完成させた可燃ごみを処理する施設で、長野など6市町村の可燃ごみを処理しています。可燃ごみは乾燥、燃焼及び後燃焼で完全燃焼し灰になります。その過程で、有害物質を含んだ俳ガスと熱エネルギーが発生します。排ガスは、濾過式集塵機で、1段目で煤塵やダイオキシンを、2段目で塩化水素、硫黄酸化物を除去し、きれいになった排ガスを高さ80㍍の煙突から放出しています。寒い日に白く見えるのは、水蒸気だとのことです。

 一方、高温の排ガスは、ボイラで蒸気を発生させ、蒸気タービン発電機で発電した電気は、施設内の電気や照明などに利用し、余った電気は、電気事業者に売却しています。蒸気の一部は、温水として隣のサンマリンながのへ供給されています。

 長野市資源化施設は、最新の技術を導入した県内初めての資源化施設で、赤い袋の不燃物と黄色袋のプラスチック製容器包装及びペットボトルなどを中間処理しています。プラスチック製容器包装は、汚れたものやリサイクルに適さないものを取り除いて圧縮梱包のうえ県外の会社に出荷して、植物を育てるプランターや公園のベンチ、測量用の杭などに加工されています。

 不燃ごみは、細かく砕いて、鉄とアルミを取り出し、残った燃える物は、環境エネルギーセンターへ、その他の物は、最終処分施設へ送ります。又、袋に石、包丁、コンクリート片及び重石などを入れて出されたケースもあり、分別は決められた方法で行って欲しい旨、市の担当の方が話されていました。

 枝葉は、集積場から直接、中間処分施設に運ばれ、堆肥及びチップ化して再利用されています。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】

ながの環境エネルギーセンターへ到着した一行。

講義室で映像による施設の概要の説明がありました。

廊下の一角にある長野広域連合構成市町村の特産品を見入る。

センターの窓から外を覗くと飯縄山が真ん前に見えました。

建物の6階に上がり、ガラス越しにセンターの施設・設備が、職員の姿をみることができました。

可燃物収集車や一般の搬入車が出入りするプラットホームを見下ろす一行。手に取るように動きが良く見えました。

壁にセンターと見学した、小学生のお礼の言葉や、感想を述べた手紙などが壁に飾られ、見入る参加者。

焼却炉及びボイラ 焼却炉から出る高温の排ガスで蒸気を造ります。説明版が横にあり、必要により見ることが出来ます。

排ガス処理施設。消石灰やアンモニアを噴霧して、有毒物が混じっている排ガスをも毒化します。

可燃物を焼却して出たスラグ・灰などの説明を聞きました。

ごみクレーンの木で出来たレプリカ。大きさは、原寸大です。

プラスチック製容器包装袋に入っていた異物。実際に交じっていた異物を見ながら説明を受けました。

プラスチック製容器圧縮梱包設備を見学しました。

同じくプラスチック製容器圧縮梱包設備。

ペットボトルは、色々の製品に変わります。ちなみに職員の方が着ている作業服はペットボトルはいくつあれば出来るでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

長寿会アルミ缶の回収が行われました

 7月14日、石渡区長寿会のアルミ缶回収が行われました。今回は、コロナ禍中、会員宅を廻って回収することを、自粛し、会員に石渡公民館に持って来て頂くことにしました。

 午前9時頃から、自転車及び徒歩などで、溜めておいたアルミ缶を、三々五々、会員の方が運び込まれました。中には、縦に缶を潰し、可成りの重量の空き缶を持ち込まれた方もおりました。1時間程で集められたアルミ缶は、大きなビニール袋で18袋になりました。集まったアルミ缶は、業者に引き渡され、その代金は長寿会の活動資金となります。

 又、アルミ缶リサイクル協会によりますとアルミニウムは、原料となるボーキサイトからアルミナを取り出し、これを電気分解して製造されます。電気分解する時多くの電力を消費しますが、一度金属になったアルミニウムは、新地金を製造するときの約3%のエネルギーでアルミ地金になります。このアルミ再生地金から、新しいアルミ缶に生まれ変わるとのことです。皆様のアルミ缶回収にご協力をお願いします。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】

三々五々、アルミ缶を持ち込む会員

持ち込まれたアルミ缶を分別し大きな袋にまとめる

自転車に乗って持ち込む会員

両手に大きな袋を持ち重そうに持ち込む会員も

暑い日とコロナで家飲みのお陰でしょうか

回収したアルミ缶の前で一息入れる会長他役員の方々

集まったアルミ缶、18岱ありました

 

 

 

石渡写真クラブ月例会(6月)作品紹介&講評

石渡写真クラブ月例会(6月)作品&講評

 一旦落ち着きを取り戻したかにみえたコロナ感染者数も、再び増加に転じしたたかさを顕示。いつになったら・・・と気が重くもなります。が、時はどんどん経っていきます。めげていては何も前に進みません。感染予防対策をきちんと励行し、ワクチンを切れ目なく、頑張って行きましょう。
 例年になく早い梅雨明けで熱中症も加わり大変ですが、無理なき範囲で撮影に挑んでください。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【高山三良】

「私がヒロイン!」(南堀)=5月22日
コメント:蜘蛛と薔薇が主役を競っている、妖艶でもあり可愛くもありシャッターを押しました。
講評:幾重にも花びらを咲かせた真紅のバラ。その花びらの片すみに1匹のクモが・・・。写真はまず主題があり、その主題をフォローといいますか、手助け、引き立てる脇役として「点景」が盛り込まれることがあります。あくまで、主従の関係は崩れません。しかし、この作品はどちらが「主題」?かと問うたところに作者の意図が汲み取れて面白いというか意味深長です。生き物としてこの世に存在し、どちらも主人公!どちらもヒロイン!

【竹内一郎】

「湖畔の花嫁」(軽井沢塩沢湖)=5月
コメント:目が覚めたらテレビに雲場池中継があり早速行きました。が、駐車場がなくゆっくり撮っている暇がなく塩沢湖に行きいろいろと撮りました。離れ島にウエディングドレスの花嫁さんが記念撮影をしており湖に映る姿が印象的でした。
講評:有名な撮影ポイントは、近年、カメラマンだらけ。場所取りが大変ですが、酷評すると「出てくる作品は大同小異、みんな同じ」となります。みんなと同じ写真を撮って満足感を味わうのも、それはそれで否定するものではありませんが、できれば、オリジナルな作品を狙った方がいいかと。で、塩沢湖に矛先を変えたところ、いい素材に巡り合えてよかったですね。ただ、「印象的だった」花嫁さんがやや小さくて残念ですね。対岸からだと超望遠レンズが必要ですが、再度挑戦をしてみてください。対岸でなく、そのものずばりお断りして目の前で撮影する手もあります。(参考までに、花嫁さんが分かるように拡大トリミングしてみました。東山魁夷の「白馬の森」みたいになりました)

【中島弘】

「道端に咲く」(長野市真島付近)=5月30日
コメント:普段見過ごしていた野草の花が見事だったので撮りました。クローズアップレンズを装着しマニュアルフォーカスで狙ってみました。花の名前は知りません。
講評:いやはや、見事な色の花を見かけ、よくぞ車を止め写真に収めました。近年、河川に近い堤防や炉端で猛威を振るっている外来種ナヨクサフジと思われます。サツキなどの低木街路樹を覆い尽くし、薄紫色の大群落は「見事」です。マメ科で幾つもの花が集合していますが、ロング、セミロングで撮ると意外と見事さが出てきません。そこで、クローズアップで表現したところがいいですね。背景のぼけも、薄紫がありそれとなく群生の様子が汲み取れます。
(参考までに、屋島橋近くの河川敷内に群生したナヨクサフジがありましたので掲載します。白花も混在していました=2020年6月2日)

【早川球喜】

「飯縄山」(戸隠栃原大昌寺付近)=5月24日
コメント:飯縄山をその山麓から撮影しました。障害物もなく目の前に飯縄山を見ることができました。
講評:善光寺平市民から親しまれ、どこから見ても絵になる飯縄山。ですが、いざ写真に収めようとすると意外と難しい。つまり、手前にくるものが今いちしっくりこないことが大半です。いい広がりを持った、コメント通り「障害物」もないいいポジションを見つけました。田園近くにある集落、よく見ると田植え?でしょうか軽トラとトラクター、手前の木々、空の雲も効果的にまとめました。

【広澤一由】

「鬼(木)門を通過して頂上目指す」(上越市と柏崎市境の米山・993m(登山道)=5月18日
コメント:登山道の途中に何とも言いようのない奇妙なカタチの大木に巡り会い、鬼門?の様に、不気味さもあり印象的だった。
講評:何とも存在感のあるブナの木に巡り合えましたね。鍋倉山のコブ太郎ほどコブコブではありませんが、大量の雪の中で何百年と生き抜いてきた力強さがあふれています。斜めの構図、向こうに登山に出発する人を点景に入れ木の太さ、大きさがよく分かります。惜しむらくは、左端にちらっと幹が見えますが、この幹は根の部分を共有しているとすればもう少し入れた方がさらに迫力が増したのではと思います。前後コマを探し、比較検討してみてください。

【宮澤一成】

「新緑を求めて」(妙高高原いもり池)=5月29日
コメント:立夏も過ぎ、新緑が鮮やかな季節になりました。
講評:残雪の妙高山を仰ぎ見る、妙高高原のいもり池。二分割構図で池に投影した山塊が青空とともに爽やかに広がり、空気感を漂わせた作品です。池の手前 左に浮かぶヒツジグサでしょうか、もっと色が鮮やかに出ると存在感が増しポイントとなりましたが惜しいですね。その左下の岸辺のシダ類を入れたことで画面が安定感を持って迫ってきます。

【吉田幹男】

「梅花ウツギ」(自宅)
コメント:白くて、大きく八重に咲くウツギを撮りました。今年の春先に背丈を揃えて収まりを良くしようとしましたが、撮ってみると発表できるものになりません。マニュアルでF値を大きくして見ました。
講評:カラーでありながら、モノトーンの色調というかかつてのモノクロ写真の世界に引きずり込まれるような魅力を感じます。背景の黒バックも主題「ウツギ」を浮き立たせてくれました。白花なので光がダイレクトに当たると飛んでしまいますが、適度に“日影”部分があり花芯のデティールが表現されました。F値を大きくしたのは正解で、キリキリと花にピントがきていて爽やかです。

 

長寿会シルバー隊が公民館清掃に汗を流しました!

 令和4年度2回目の石渡長寿会シルバー隊による清掃が7月6日、石渡公民館で行われました。5月25日に石渡八幡神社の境内の草取りを行ったのに続くボランティア活動です。

 約40人が参加しました。公民館周囲では溝に生えた雑草を取ったり、草刈り機で能率よく雑草を刈ったり、ゴミ拾いを行いました。また、公民館の中では、大会議室やトイレ、玄関の掃除や、高い脚立に乗って天井の蛍光灯などを掃除しました。

 ほぼ1時間かけて汗をいっぱいかきながらの奮闘でした。最後に廣澤一由会長(9常会)が「暑い中お疲れさまでした。体調に気を付けてこの夏を乗り切りましょう」と全員にエールを送りました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

 公民館玄関前では、溝に生えた雑草を丁寧に刈っていました

南側では、大勢が雑草取りに汗を流しました

東側では、草刈り機が出動、きれいに刈り上げました

脚立に上って天井の蛍光灯や扇風機の掃除です。慎重に、慎重に・・・

台所ではもっぱら女性会員が調理台や冷蔵庫などを掃除、きれいに仕上げました

掃除が終了して全員が公民館玄関前に集合、「お疲れさま」と互いに声をかけあっていました

全員を前に、廣澤一由会長が「暑い中、ありがとうございました」とあいさつしました

 

石渡長寿会「春の研修旅行」実施

石渡長寿会「春の研修旅行」行われる
    ~感染対策徹底し日帰り、3年ぶり~

 異例の速さで梅雨明け、猛暑が続き、善光寺の御開帳が最終日を迎えた629日(水)、石渡長寿会(広澤一由会長、103人)の「春の研修旅行」が行われました。
 コロナ禍で3年ぶりの開催。ここのところやや落ち着きを見せ始めた感染状況に、予防対策を徹底し、これまでの宿泊が伴う日程を日帰りとして計画しました。
 研修場所は、区からも遠望できる飯縄山の山麓、飯綱東高原の霊仙寺湖湖畔の「むれ温泉・天狗の館」。長寿会会員18人と取材を兼ねた特別参加の筆者を合わせ19人が参加、午前9時過ぎ、量販店D2駐車場を施設のマイクロバスでスタートしました。乗車前には11人の体温を測定、手指を消毒、除菌のウエットティッシュを配布しました。もちろん全員がマスク着用で、バスの中では取りまとめ役の小池公雄副会長が「とにかく自分の触ったものはすべて除菌してください」と感染防止徹底のお願いのあいさつの中、一路目的地へ。

 天狗の館に到着すると、玄関口で再度手指消毒、自動体温計測装置に顔を近づけて体温測定し入館。ひと息入れて、隣接の林間でマレットゴルフを楽しむグループ、室内でマジックテープ付きの球を投げる「ストライクアウト」組みに分かれ、身体をほぐしました。
 1時間強のお楽しみ後は、飯縄山、霊仙寺山山塊が目の前に迫る温泉でひと汗流し、昼食の懇親会。連日の猛暑とお楽しみのゲームで乾ききった喉を冷たいビールで「乾杯」。久々に耳にする掛け声は、しばらく懇親の席が途絶えていただけに皆さん生気を一気に取り戻したようでした。
 ソーシャルディスタンを保ちつつ、近況報告や健康、長寿会の活動などの話で大いに盛り上がりました。マレットゴルフ、ストライクアウトの成績発表と表彰、ビンゴ大会。廣澤会長と高山健治さんによるカラオケも飛び入り、自粛ムード?か一曲だけで終了。
 締めは霊仙寺を散策したという倉澤利雄さん。「よくぞ、他の組織や会などに先駆けて決断していただいた」と全員で座を締めくくりました。3年ぶり、日帰りの「春の研修旅行」は無事終わりました。

         (写真と文 石渡つうしん取材班・増田今雄)

出発 乗車前に体温計測、手指消毒などを徹底。目的地の飯縄山が見えるD2駐車場を出発
あいさつ 「手に触れた物すべてを必ず除菌ティッシュで拭き取りを」とあいさつの小池公雄副会長
自動体温測定 玄関で手指消毒をし自動体温測定装置で体温を計測し入館
天狗 玄関を入ると飯綱三郎伝説にまつわる大きな天狗のお面が出迎え
マレットゴルフ 大日方清さん(左)がルールを説明
3人1組み、3グループが熱戦を展開
マレットゴルフ場にはブタナ(タンポポモドキ)が点在。ホタルのよう
館の周りに咲くアジサイやネムノキ
お酌 乾杯に先立ちビールをお酌。久しぶりの光景

 

 

ビンゴ大会 ゲーム進行をする村松さん、丸山さん。数字が読み上げられ、自分のカード番号を見る参加者ら
 縦、横、斜めの番号が埋まると“当たり”。景品はどれにしようかな?!
カラオケ ビール瓶のマイク片手に「高原列車は行く」を歌う廣澤会長と高山さん。「ちょっとやり過ぎ?」と反省
締め 倉澤利雄さんが相撲の四股を披露した後、1本絞め
記念撮影 天狗の館玄関前で思い出の記念撮影
帰りのバス 「間もなく公民館掃除、空き缶回収などがあります。よろしくお願いします」と廣澤会長
帰着 D2に帰着。下界は猛暑で日傘も登場