12月11日(土)の週刊長野新聞に「御神楽」と「こどもみこし」が新調されお披露目されたことが掲載されました。
【担当:中島弘】
恒例の石渡公民館主催の文化教養講座「しめ縄・門松づくり講習会」が12月11日、公民館で開かれました。
館長の吉野正年さん(7常会)が「伝統の技を学んでください」とあいさつしたあと、6組の親子や一般の人など約40人が新年を迎えるためのしめ縄飾りに挑戦しました。
講師役で1常会の飯島源一さん(88)がつくり方とともに、「しめ縄飾りは、けがれのない新しいわらでつくるため、神聖で清らかな場所を示します」など説明しました。子ども2人と参加した2常会の河辺恵子さん(44)は「思ったより難しいし、力がいる。でも楽しい」との感想でした。
公民館の外では、倉澤利雄さん(3常会)らが中心になって門松づくりに取り組みました。今年は「親子門松」を完成させました。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】
会場には、しめ縄飾りのお手本が展示されました。講師役の飯島源一さん(1常会)がつくったとのことです
「コロナ禍ですが、楽しんでください」あいさつする公民館長の吉野正年さん(7常会)
しめ縄飾りに使う稲わらを千歯扱き(せんばこき)を使ってきれいに整えました
講師役の飯島源一さん(右)が、稲わらを持ってしめ縄飾りの作り方を説明しました。みなさん真剣な表情で聞き入っていました
「ここは、こうするとうまくいくよ」と熱血指導する飯島さん。力が入ります
同じく講師役の3常会竹内弘明さん(73)もアドバイスに引っ張りだこ。「ああ、忙しい」といいながらもうれしそう
「先生、こっちにも教えに来て」とあちらこちらから声がかかりました。「実際やってみると難しい」と参加者の声
大人も真剣に挑戦です。立派なしめ縄飾りをつくって玄関に飾りたいとのことです
しめ縄飾り(棒じめ)を一番早く完成したのは区長の高山三良さん(2常会)。「うまくできました」と、ドヤ顔です
3常会の平塚賢次さん(69)は、こんな素晴らしいしめ縄飾りをつくりました。玄関に飾るとのことです
外ではベテランの男性陣が門松づくり。竹の切り口が見事で「うまいだろう」と得意げな笑顔です
缶や鉢にわらを巻き付けるのが難しいとのこと。寒い中、頑張りました
門松の完成です。今年は親子門松。「予想以上によくできた」とみなさん満足気でした
12月4日、石渡公民館主催の人権擁護講座が開催され、暮らしの中に潜む人権問題~女性の人権~について長野県人権啓発センターの篠原康弘氏から講話を頂きました。
女性と男性の「違い」はどこから生まれてくるか、そして人権侵害や差別の背景に「違い」があり、この「違い」が「立場」の「強さ/弱さ」と結び付いて、強い人の考えで弱い人を非難や攻撃することにより人権侵害や差別が生まれる。そして女性の人権について、様々な観点からお話されました。
終わりに、身近なところから始めよう。「職場でも、家庭でも、学校でも、ご近所でも、わたしたちのために、ありがとう」のひと言を。お互いに、心から、「ありがとう(=あなたがここにいてくれてよかった)。と言える(言い合える)日常づくりから始めたい、と締めくくりました。
【文と写真:区広報部長 早川球喜】
パワハラをする側の人とされる側の人との間に「ズレと断絶」がある。
男女の特徴と思われるものは、ほとんどが後天的な(「女」「男」として育てられたため)のもの。
女性蔑視(目に見える問題発言等)の根底には、ジェンダー(無意識に信じている「正しさ」=女性はこうだ)がある。
石渡写真クラブ月例会(11月)作品、講評
文化祭も終わり、運動公園の紅葉も終わり、今年も残りわずか。コロナも嘘のように?影を潜めはじめたかと思いきや、新たな株が・・・。まだ、まだ気が抜けません。根絶はおそらく不可能と思われますが、負けずくじけず、人間の英知を集めて共助してゆくことと思います。
そんな時代を記録することも私たち写真をやる人たちの役目かなとも思います。
講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
写真をクリックすると拡大して見えます。
【吉田 幹男】「紅葉と志賀の山並み」(長野運動公園=テニスコート横の丘)
コメント:撮る時期が一週間遅れてしまいました。フットワークが良くないと駄目ですね。
講評:よく散歩やウオーキングの人々、紅梅脇の遊具には子どもたちでにぎわう築山。私もウオーキングの折、腰を休めてひと休みする場所ですが、築山を連想させないところ、サブトラックのかけらもないところがこの作品の面白さ。手前に芝生部分、中間に街路樹、その向こうには志賀高原の山並みと空。下、中、上と三分割構図で安定した構図にまとめました。
【吉池 安雄】「公園の秋」(長野運動公園)
講評:ケヤキの樹木数本を手前右に置き力強さをまず強調。向こうに林立するケヤキが適宜散らばり、さらにその向こうには樹木の間から小さい木が・・・。遠近手法で奥行き感が出ました。そして、はらはらと落ちた葉が地面一杯に散らばり、小さな秋を演出しています。
【宮澤 一成】「晩秋の湖」(野尻湖)
コメント:紅葉の先にワカサギ釣りのかまぼこ船が数隻、 もう、そんな季節なんですね。
講評:この作品もいいポジションどりですね。野尻湖の周回道路のどこかと思いますが、紅葉の木々を使い、ぽっと空いた間から向こうの湖面と右に張り出した山、湖面に浮かぶワカサギ釣りの船、そして対岸、さらにその向こうの山々。囲み構図とともに遠近感を存分に盛り込みスケールあふれる作品となりました。
【広澤 一由】「霊松寺の紅葉」(大町市)
コメント:大町市東側の山腹にある霊松寺周辺一帯は、色とりどりの紅葉に囲まれて素晴らしく!感動しました。
講評:イチョウの木の向こうに日が当たらない小さな山の峰が見えますが、対照的に、主題である手前の寺境内のカエデの紅葉、その向こうの山塊の色とりどりの木々には日が当たり圧巻です。左右には、イチョウとクヌギ?の黄色が取り囲み効果的です。
【早川 球喜】「山里の秋」(長野市坂中)
コメント:山中に点在する家々、煙がたなびき、日本の原風景を見る思いがしました。(台ヶ窪あたりかも)
講評: 長野市の浅川団地から山里に入り、飯綱町に向けて貫通する山道。若槻大通りができるまでは、今のようなトンネルでなく峠越えのくねくねした山道でも近道としてよく利用したものです。峠を下ったあたりから垣間見えるオオヤマザクラの花はそれは見事でした。峠一帯に点在する集落を点景に、茶色に染まる紅葉と杉でしょうか常緑の木々を織り交ぜ、折り重なる里の山・・・。いいポジションを見つけました。ルックスがあると主題の紅葉がもっと輝いたと思います。
【中島 弘】「今年もやってきました」(安曇野市犀川)
コメント:御宝田に白鳥が飛来したとの情報を得たので行ってきました。夏の豪雨の影響で白鳥の越冬地が変わったがこの時点で51羽の飛来が確認できたとのことです。
講評:8羽ほどが悠々と泳ぎ餌をあさっています。朝一でこの場所から近隣の田畑などに分散して餌をあさり、夕暮れ時暗くなる寸前に次々と数羽ずつ群れを成して戻ってきます。水面に水かきを一杯広げて着水する姿は躍動感にあふれた一枚になります。が、みるみる暗くなってゆく時間帯なので露出の調整、また長い望遠レンズなのでピント合わせなどなど結構、会心の一枚を得るには経験の積み重ねが必要です。しかも、先人のアマチュア、プロがすでに到達した領域、たくさんの作品が山ほど残されています。「だから私の出番はない」ではなく、取り敢えずそこまで自分の力量を上げレベルに到達。そこを乗り越えてゆくことに写真をやるだいご味があると思います。健康、体力などとの闘いでもありますが、ぜひ挑戦を!
【竹内 一郎】「陽光」(長野運動公園欅道路)
コメント: 増田先生の文化祭の作品に太陽光線の写真を見てチャレンジ。
講評:太陽を右上に置き半逆光でうまく光の帯を取り入れました。しかし、空の部分は、空が明るく光はあるものの目立ちません。さらに、その先(中央から左下にかけて)を見ると、樹木などの背景があり、少しは光の存在が感じられます。思い切って空の部分をカットしトリミング、コントラスト、明るさを調整してみました=下写真。
<フレア>
辞書には「光学器械で、レンズなどによって反射される光線が映像面に重なり、不正確な像を結ぶ現象。レンズフレア。」とあります。
太陽光線を被写体の向こう(正面上かやや斜め上)に位置すると、レンズの特性からフレアという光の帯が生じ、画面の中に写り込みます。普通は邪魔物として扱われ、できない角度を見つけて光の源をずらすか、レンズフードで遮光します。時には、それを逆手にとって画面内に効果的に入れ込み、光を表現することもあります。光は色や形が一定していませんので、一概に「こうしたらうまくゆく」という手法は説明が難しいです。が、光は明るめなので、背景を暗め(アンダー)な物にし、浮かすとよく目立ちます。
【高山 三良】「色づく瞬間」(長野運動公園)
コメント:紅葉のもとオーリーを練習する若者を狙ってみました。瞬間を捉えるのは難しい!
講評:画面の随所に紅葉を散りばめ、スケートボード、オーリーの練習をする若者を高速シャッターで止め躍動感あふれるショットとなりました。長玉ですべてを圧縮。手前左の前ぼけ、主題のボーダー、さらに右向こうの赤が逆光に映えてきれいです。よく見ると構築物が垣間見えますが、そんなに苦になりません。