長寿会がアルミ缶の回収を行いました

9月25日、小雨の降る中、石渡公民館前で長寿会のアルミ缶回収作業が行われました。資源回収は、毎年行われており社会奉仕活動とともに長寿会の秋の大きな事業の一つです。昨年は90kg程のアルミ缶を回収しましたが、今年も同程度の回収ができた模様です。

 長寿会は110人程の会員が在籍しておりますが、この日のためにためておいた空き缶を持ち寄り、又役員が会員の家庭を廻って回収しました。公民館前では集まられたアルミ缶が山のように積まれておりました。

 山のように積まれたアルミ缶は、役員の方々が40分程かけて積み込みを易いにするため大きなビニール袋に詰め替え、30余の袋にまとめられました。   

この空き缶は、資源回収業者に引き取っていただきますが、その手数料は長寿会に入り、会の貴重な活動資金になるとのことです。

【文と写真:石渡区広報部長 早川珠喜】

持ち込まれるアルミ缶

集められたアルミ缶の山

小分けに持ち込まれたアルミ缶を軽く潰す等をして大袋に入れる長寿会役員の皆さん

積み易く大袋に入れられたアルミ缶の山。30袋以上になりました。

 

 

石渡写真クラブ月例会(9月)作品

石渡写真クラブ月例会(9月)作品
 今回、クラブに新しく仲間入りした原芳幸さん(9常会)の作品が初出品されました。
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。

 写真をクリックすると拡大して見えます。

【池田 治雄】「夜明け前」(長野運動公園)
コメント:台風10号が去った翌日、いつものように早朝からウオーキングに出かけた。片手にカメラを持ち運動公園のケヤキ通りを歩いていると、東の空が明るくなって日の出間近である。急いでカメラを構えてシャッターを押した。先日の講習会で得た知識を基にシャッター優先、絞り優先、Pオート、いろいろ操作を変えて撮っては見たが、構図、撮影タイミングが難しい。
講評:見事な朝焼けですね。早起きは三文の徳、ラッキーチャンスでした。講義で勉強したことを早速実地に生かしてもらいありがとうございます。何事もそうですが、頭の中では分かっていても、いざ目の前で実行しようとするとなかなか思うようにいかないのが常です。しかも、このようなシーンは刻一刻と変化して過ぎ去ってゆく。あれこれ悩んで、カメラをいじっているうちにタイムアウト。「あーあっ、またいつか巡り合えるさ」と自分を慰めつつ・・・。しかし、それでいいです。さまざまな反省点を洗い出し、今後に生かしてゆくことが大切です。
 作品は、下方にわずか手すりみたいなものが写っていますが、多分、空の景色の素晴らしさに対し、画面の中に入ってくる下の部分が、構築物や電柱などがあり、煩雑で邪魔なものだらけーと悩んだと思います。一層のこと切ってしまえと、フレーミングもぎりぎり、もしくはトリミングでカットした形跡がうかがわれますが、ポジション取りに四苦八苦したことが想定されます。究極の所、下の部分がやや窮屈で、せっかくの朝焼けを相殺してしまいました。そこに住む人々の住空間を盛り込むと、朝焼けの雰囲気が出てグレードアップ。
 場数を踏むことしかありません。めげずに多くの経験を積んでいきましょう。

【高山 三良】「見上げたモンスター」(石渡八幡神社)
コメント:神社での写真教室で大木を見上げる角度で撮りました。その中に「顔」を見つけ組んでみると正にモンスター。
講評: 歴史を重ねた神社に林立するケヤキやクヌギのご神木。普段見慣れているせいかそんなに気に留めない木々ですが、大木のすごさに気付いたところがいいですね。後で気が付いたか、よく見ると目玉に見えることを発見。ややシルエットに近い感じでトーンを抑え、そのままタイトルにも生かしました。社叢にふさわしい木々、畏敬の念を感じさせてくれる組み写真となりました。下の1枚だけでもインパクトがあったかも知れませんが、逆に見る人に分かりにくかった場合は単なる“お遊び”に陥る可能性もあり、悩むところです。

【竹内 一郎】「月光」(自宅)
コメント:窓に怪しげな光を感じた。網戸越しの月が十字に映った。外で見る限り普通に見えたが、網戸越しだとご覧の通り。
講評:寝てもカメラを離さない!?ふと、網戸越しに見る光が異様に映ったものを即撮影、作品にしたところがいいですね。網越しでないと普通のこの光景は、私も、自宅寝室から見る隣の富士通長野の構内の街灯が網目越しに散光する様を「不思議だな」と感じました。つい、最近です。しかし、カメラを向けることなく、この作品を見て「やられた!」。何でもそうですが、一番最初にものにして発表した人の勝ちです。それが評価され上位に入ると、寄ってたかってみんなが真似をし似たような作品が応募されます。二番煎じといいます。感じたものにカメラを向け作品化したこと、脱帽です。周りには、いっぱい絵になる被写体がありますね。気が付く目を養っていきましょう。

【中島 弘】「ダムに沈んだ渓谷」(群馬県・八ッ場ダム)
コメント:建設可否で話題となった「八ッ場(やんば)ダム」が今年3月竣工しました。ダム湖に沈んだ「吾妻渓谷」の過去の写真を組み合わせてみました。
講評:この春完成したばかりなので、上のダムえん堤の写真がニュースといえばニュースなので上の位置に大きくメインに、というのはうなずけます。が、かつて話題になったダムとはいえ、写真的にはほかのダムえん堤とあまり変わらない印象です。むしろ、タイトルにもあるように、左下の渓谷の写真をメインに、上の写真とひっくり返した方がインパクトある組みになったのではと思います。今は、湖底に沈む山紫水明の渓谷が、今ここによみがえる。時を刻む、正に写真の持つ特性の出番です。

【早川 珠喜】「裏見の滝」(高山村松川渓谷)
コメント:真っ青な空、真夏の太陽がギラギラと注ぐも、林間にそよぐ風は肌にやさしい涼を届けてくれます。渓谷の滝を撮ろうと再び雷滝を訪れました。昨年とほぼ同じ時期ですが、シャッタースピードを少し上げ、弾け落ちる滝を撮ってみました。
講評:昨年8月の月例会作品と同じ場所の滝の作品。ほぼ同じアングルからだが、今回の作品は滝一帯の雰囲気は出ているものの、後ろ姿のカップルが「主題」のようで滝が沈んでしまい、やや中途半端な感じがします。前回はもっと人物が小さく、水が白く流れ落ちる感じの作品でした。高速シャッターで弾け落ちる滝を狙ったとありますが、もっと滝に迫って流れを止め、水の迫力を見せた方がダイナミック。さらに、この滝の特徴でタイトルにもあるように、「裏側」から見た滝を表現するのも一手。

【原 芳幸】「蝶のGO TO?」(長野市東和田)
コメント:寒冷紗の中の蝶。この後、畑の地主さんが来て、ネットが外されました。めでたし。
講評:この世に生まれ、子孫を残すために産卵するチョウたち。卵からふ化した幼虫が成長するのに困らないように、チョウたちは長い進化の過程の中で、それぞれが独自の植物に産卵します。食草といいます。キャベツはモンシロチョウの食草で、放置するとどんどん幼虫に食べられ、穴だらけに。卵を産み付けないように張ったネットなのに、その中に複数のチョウがいるとは何とも滑稽。チョウが分かりにくいので、もう少しチョウのいる部分をアップにした方がよかった。

【広澤 一由】「初貯水した八ッ場ダムの夏」(八ッ場ダム)
コメント:ダム無用論等で政治的にも話題となった群馬県八ッ場ダムのダム湖を、二分割構図で広大な景観を撮影しました。
講評:貯水した静かなダムを見ると、過去の論争時の喧騒ぶりが嘘のようです。雄大なダム湖の安定した景観ですが、もう一ひねり。すべては湖底の中かと思われますが、1枚の単写真で表現するなら、何か当時のものがあればそれを引っかける(絡める)、とか前景でも背景でも何かを盛り込む手法があります。「そんなこと言ったって何にもなかった」かも知れませんが・・・。あるいは、写真家や新聞社なら過去のものを時系列でまとめて組み写真、あるいはドキュメント風に写真グラフにまとめるという手もあります。まあ、大上段に構えなくても、足元の地区や場所、家庭などのさりげない光景を写し止めておくこと。これが写真の持つ記録性で、後々に生きてきます。重く考えないで気軽にカメラ片手に撮りましょう。細かいことですが、タイトルと場所両方に「八ッ場」が出てきます。どちらかは不要です。シンプルにいきましょう。

【宮澤 一成】「こどもの特権」(南長野運動公園)
コメント:猛暑の中、無邪気に水浴びをする子供たちが、あまりにも気持ちよさそうなので、思わず撮影しました。私も一緒に入りたかったな。
講評:猛暑の中、水を浴び生き生きとした子どもの表情をシャッターチャンスよく止めました。「あまりにも気持ちよさそう」と感じた感性がそのまま出ています。笑顔、挙げた右腕、高速シャッターで静止した水、周りを廃しうまくトリミングしています。どんな場面でも言えることですが、この手の人物がらみの写真撮影では、人のちょっとした表情、目の動き、手や足の動き、周りの人物との関わり(絡み)、動感などによく注意してシャッターを押すことが肝要です。よく観察してください。そして、これはというチャンスがあったら、シャッターは惜しまず押しまくってください。そういうシャッターチャンス、場面、被写体を見つけ出す勘所を養うことが大切です。コロナ禍がまだ続きますが、イベントやお祭りなどが少し緩和、開催されるようになってきました。まず、ズクを出して足を運ぶことが大切です。

【吉池 安雄】「食事に夢中」(石渡の自宅)
講評:きれいなものには・・・。ガの幼虫と思われ、ネットにて検索しました。トビイロトラガの幼虫と思われます。スマホ撮影とのことですが、クローズアップに強い機能をうまく使いこなし撮りました。シャッターチャンスも、もぐもぐと葉を食べる口の動きがよく分かり、タイトル通り「夢中」の様子が捉えられています。ただし、大伸ばしプリントには、ピント、粒子など細心の注意を払い精査の上ラボに出してください。

 

「社会奉仕の日」に長寿会の社会奉仕活動!

 9月16日、石渡長寿会は「社会奉仕の日」の取組みとして、石渡八幡神社境内の草取り、石渡公民館の清掃の社会奉仕活動を行いました。

 「社会奉仕の日」は、全老連が「地域社会に対する感謝と地域の担い手として活力を示すことを目的に、健康・友愛・奉仕の全国三大運動の一つとして全国一斉に『社会奉仕の日』の取り組みを呼び掛けており、それに沿った活動として行われました。

 当日は、30名ほどの会員が、石渡八幡神社境内では、男性会員が草刈り鎌等で草取りを、石渡公民館では、女性会員が大広間・和室・台所の清掃に励んでおりました。

 又、例年ですと終了後には茶話会があるのですが、今年は新型コロナ禍で中止となりました。

【写真と文:石渡広報部長 早川珠喜】

石渡神社境内の草取り。根っこも一緒に

もう一踏ん張りだ

掃除が終わり掃除機をきれいに