8常会の危険な通路に鉄製の階段ができました

 8常会3組の戸谷正彦さん宅と小林ハイツの間に細い通路があります。北尾張部を通って国道に抜ける近道です。ただ、段差がとても大きい。踏み台の石がありますが、不安定で雪や雨の場合は特に危険です。幅約70センチの用水をまたがなければなりません。

 この危険な場所に安全な階段をつくってほしいとの声がありましたが、区を通して市に要望を出しても、現実的にいつになるか分かりません。ということで、3組の小池文明さん(91歳)が、4組の倉澤鋼業社長の倉澤利夫さんに相談、小池さんが費用の大半を負担して、倉澤さんが丈夫な鉄製の階段を作ることになり、このほど完成して設置されました。

 通路が長野市有地のため市の許可を取りました。用水をまたぐため北尾張部用水組合から無償で許可をもらいました。近く市に完了届を提出、市に寄贈する形になり市が管理することになります。

 小池さんは「少しでも地域の役に立てばと思いました。これで私のような老人や子どもも安全に通行できます」と話しています。

【文と写真:区監査役 水越渉】

いままでの通路。段差が大きく置き石も不安定

特に降りる時が怖く、手をついて降りる光景も見られました

完成した鉄製の階段(東側から)

完成した鉄製の階段(西側から)

完成した鉄製の階段(正面から)。雪が積もらないように網目になっている

通路わきのU字溝には転落防止のためふたをかけ、空いた場所には花を置いた

費用の大半を負担した小池文明さん(右)と、階段をつくった倉澤利夫さん