石渡ふれあいの集い

なごやかに にぎやかに

―石渡ふれあいの集い

 独り暮らしのお年寄りや、家族の介護に取り組んでいる方々を招いての「石渡ふれあいの集い」が1113日、石渡公民館で開かれました。24人が招かれ、区の役員や福祉関係者を合わせ41人が講話を聴いたり余興を楽しみながら歓談して、なごやかなひと時を過ごしました。

 第1部は、長野市地域包括支援センター「コンフォートきたながいけ」の社会福祉士・佐藤陽輔さんが「こんな時どうしたら?」のテーマでお話ししました。佐藤さんは、介護保険の利用方法や老後に入居する施設の種類、特殊詐欺などについて、「とにかく私たちのコンフォートきたながいけに相談してください」と呼びかけました。

 第2部はお茶を飲みながらの懇親会です。みかさ幼稚園「ゆり組」の園児による歌とダンスの後は新聞紙を使って参加者と一緒にマツタケづくりに挑戦し、あちらこちらで笑い声が起きました。

続いて関保雄さん・英子さん夫妻(5常会)によるハーモニカ演奏が披露され、演奏に合わせて全員が「ふるさと」などを合唱しました。最後に石渡出身で北尾張部在住の長谷川作二さん・陽子さん夫妻がユーモアたっぷりにマジックを披露すると、会場から盛んな拍手がおくられました。

【文と写真:区相談役 水越渉】

「悩み事や困りごとがありましたらコンフォートきたながいけに相談して」と呼びかける佐藤陽輔さん

講話を聴いたり余興を楽しんだり・・・。参加者は楽しいひと時を過ごしました

みかさ幼稚園の園児たちのダンスと歌に参加者から大きな拍手がおくられました

みかさ幼稚園の園児と参加者が協力して新聞紙でマツタケづくりに挑戦しました。うまくできたと歓声が湧きました

5常会の関保雄さん・英子さん夫妻のハーモニカ演奏。すてきなハーモニーを披露してくれました

長谷川作二さん・陽子さん夫妻のマジック。ユーモアたっぷりの語り口は会場の笑いを集めました

『笑う石渡に福来たる⁉️』

11月10日 福祉推進部、健康推進部主催の笑いヨガ・タッチケア教室が石渡公民館で開催され、15名が参加しました。

講師はチャイルドカウンセラー、自閉症セラピスト等の資格を活かし多様な活躍をされる笑顔の眩しい宮嵜寿美さんです。

「笑いヨガ」はインドの内科医の方が提唱され、嫌な事悲しい事があっても、口元を上げてニコっとする事で脳が楽しいと錯覚して自然な笑顔になります。笑うことは健康にも良く、様々な感情もコントロールできるということでした。大きな口を開けて声に出して笑うことでストレス発散、ボケ防止にも効果があるとのことです。

タッチケアは人の手が触れられることで安らぎが得られるとのことでした。参加者交互に背中や肩にに手を押しあてるだけで気持ちが落ち着き、何とも言えない安堵感を得られました。まさに「手当」です!

笑顔がもたらすパワー、影響力を全身に感じたあっという間の2時間でした。

また、宮嵜先生はカンボジアの子供達に文房具を贈る活動もされていて、単身現地にたくさんの学用品を運び、滞在し日本語を教えたりした話も聞くことができ、思いがけなく遠く離れた異国の現状も学習できました。

今回学習したことは、今後ふれあいの集いや体操教室等でも伝授されるそうですので、石渡に笑顔の輪がさらに広がることと思います。

【文と写真:石渡区広報部長 笠原千代子】

少人数でしたがとても充実した講座でした。

 

2チームに分かれてのペットボトル箸出入リレーは大盛り上がり!

タオルを使った体操でリラックス

「笑」の字を見ているだけで口元がほころびます。

カンボジアでの活動の写真も観ることができました。

 

 

 

石渡写真クラブ10月例会 (石渡文化祭出展作品)

<五十音逆順に掲載>講評は石渡写真クラブ:増田今雄講師
作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、講評の順に掲載
*写真をクリックすると大きく鮮明に見れます。

1.吉池 安雄

「天国の花」 <木島平村・稲泉寺>
下の方に時期が終わった花を置き、これから花開くつぼみを主題に、天国ならぬ天空に向かって伸びた様子を捉えました。仏像が座る蓮台はハス。タイトルとともに作者の気持ちが分かる作品です。

「むつまじきかな」 <長野運動公園>
よく逃げずに撮れました。用水の深い底の感じ、そこにたたずむカモをうまく切り取っています。右上に上から垂れ下がったエノコログサの枯れ枝一本が微妙なアクセントとなりました。

2.広沢 一由

「ひと時の絶景」 <白馬八方池>=2017年11月月例会作品
眼前に迫る北ア山塊と八方池。池と山を二分割構図でまとめ安定感が出ました。山並みが隠れない程度に沸き立つ霧が動感を演出、その光景を満喫する登山者の列がアクセントとなり効果的です。右上の向こうの青空と雲の空間で奥行き感が出ました。

「優雅に飛び立つダイサギ」<北八幡川>=3月月例会作品
画面いっぱいに、ピントもシャープに飛翔するダイサギの動きを見事に止めています。この手の動きのあるものは「シャッター優先モード」で高速シャッターを切ることが必須。ISO感度を少しあげる手もあります。     

3.早川 球喜

「早春の峰々」<飯綱町平出>
残雪の黒姫山や妙高を背景に、目覚め前の果樹園をモチーフに作画しました。躍動前の大地の静かさが感じ取れます。また、芽吹き、花、結実の季節にも足を運んでみましょう。

「奥社の参道にて」 <戸隠>
随神門を過ぎたあたりでしょうか、樹齢数百年の杉並木を望遠レンズ系で引き付け、にぎやかな感じに仕上がりました。人物配置もポイントとなりました。

4.中島 弘

「旅の朝」 <長野市>
 旅先で、「これは」と思ったらシャッターを切るのは当たり前です。が、慌ただしい旅立ちの朝、きれいな早朝の雲に遭遇。だいたいは、忙しいし時間もないので「きれいだが、いいとするか・・・」。いい被写体を目の前に、面倒がらずにシャッターを切ったこと、作品に仕上げたことに脱帽です。

「オーイ、きもちイイカ」 <上越市>=9月月例会作品
 上越の水族館とのことですが、イカの群れでしょうかブルーが印象的で並びもバランスよく、右上から左下へ斜めの構図がいいです。アクセントになったシルエットの子どもの揚げた腕、斜めの身体も躍動感を表現しています。ただ、イカの調子がややハイキー過ぎなので、もう少し調子を出した方がいいと思います。

5.竹内 一郎

「南の花」 <鹿児島県指宿>
 真っ赤なハイビスカスの南国の花を素材に選び作画しました。大胆に花をど真ん中に置いた日の丸構図で安定感が出ました。その中で、花全体の向きが左上方向に向かい、花芯から伸びた雄しべ雌しべも同じ方向で、動きも感じさせてくれます。

「甕と桜島」 <鹿児島県桜島>
 おびただしい数の甕がずらり。見慣れない光景が見る人の目を引き付け、興味をそそります。桜島を背景に、日本の南という状況が分かります。少し上の空のスペースが広すぎるので、半分ぐらいカットし、その分、下の甕をもっと入れると「ずらり」という感じがもっと迫力がでました。

6.高山 三良

「みんなモニュメント」<長野運動公園>=4月月例会作品
 先月の「みんなモニュメント」に続く季節を変えた第二弾の意欲作。最初に見つけた人の勝ち!の斬新なアングルから、さらに今回は手前に満開のレンギョウの花をあしらい、点景人物をモニュメントの間に入れる工夫をしました。前回は、それはそれで面白く、今回はまた一味違った作品として見られます。秋、冬と違った様相が見られるかも。また、狙ってみてください。こういう狙い方を「定点観測」といいます。一つの場所を決めて、季節の違いとか通過するひと模様とか、同じ時間帯で狙うとか・・・・。どこの場所でどういう手法で撮るかがかぎです。

「獅子フェスタ」 <中央通り>
 3枚組みの組み写真でまとめました。下をパノラマにして「道中囃子」の笛、太鼓を一枚の中にまとめ、上左は「獅子舞」、右は「道中囃子」の後ろ姿。全体を見た時、視覚的にみんな同じ大きさが並んだように見えます。ロング、セミロング、アップを組み合わせ、右上のカットは例えばギャラリーの表情写真とか、笛、太鼓などの奏者の表情アップなどにするとガラッと変わります。

7.倉澤 利和

「我が家の新しい仲間(カイ雄猫)」<自宅>=5月月例会作品
 前からの住人のワンちゃんは、目をつむりでんと構えた感じ。それに対し、新参顔の猫ちゃんはクリっとした目をしてやや緊張気味。それぞれの表情がタイトルとともによく分かるように表現されています。窓の向こうからの外光に被写体がつぶれ気味になりがちですが、露出も適切で明るく撮影できました。

「最近子育てはどお」<大町市霊松寺>=2017年11月月例会作品
「葉についた銀杏を拾うと幸福に・・・」で知られ、拾う人々の中でいいショットをものにしました。いいところに気がついた感性が表れた作品です。よく見ると、赤ちゃんの足がにゅっと二人のお母さんのお腹の脇から出ている。ここを強調してうまくまとめるとコンテストでも上位に食い込んだ素材です。臆せずレンズを向けてシャッターを押した努力賞!!

8.萱津 信子

「鏡池に映る戸隠連峰」 <戸隠鏡池>
 名の由来の鏡となる池、戸隠連峰を半々づつにした二分割構図で安定感が出ました。欲を言えば、鏡のように無風の状態の水面にシンメトリックに映る山、
山には新雪、染まった紅葉・・・。来期を期待します。

 「初秋の八方池」 <白馬八方池>
 森林限界近くのこの辺は染まる広葉樹が乏しく、池の向こうに少しあるだけのわずかな紅葉が、ロングでまとめた作品の中で存在感を演出しています。冬将軍を迎える前の何となく寂し気な雰囲気が漂います。

9.笠原 美敬

「初秋を走る」<南堀>
 お馴染みの長野電鉄が走る光景です。タイトルにある「初秋」は、校舎手前にあるセイタカアワダチソウの黄色から読み取れます。スノーモンキーの車両でもないごく普通に日常走っている電車ですが、平成の最後に走っていたという貴重な記録写真。奇をねらった写真でなく、こうしたさりげない日常にカメラを向け記録を残しておく心構えこそ報道写真の原点です。

「見え隠れする北ア連山」<白馬・八方尾根>
 手前の八方尾根から、中間は岩岳スキー場の尾根でしょうか、主題の北ア連山はさらにその向こう。沸き立つ雲に見え隠れし、すかっと見えないながら、シャッターを押した作者のその時の気持ちがタイトルとともに伝わってきます。

10.池田 治雄

「夕暮れ時の千曲川」<村山橋>=9月月例会作品
 きらきらと一面に光る水面を前景に、河川敷内の樹林、重なる山々の向こうに姨捨山。遠近法で奥行きを表現しています。ワイド四つ程度に横長ですが、加工方法は2点。一つはさらに天地をもう少し詰めてパノラマ風にトリミング。もう一つは、幾重にも重なる山々を中心にアップ気味にトリミング。それぞれがこの作品と比べると別の感じを見る人に与えます。

「日の出」<村山橋>=4月月例会作品
 横手山の右下がりから出た日の出をタイミングよく捉えました。千曲川の川べりにある柳の木がシルエットになり、オレンジ色のトーンの中で印象的です。早起きは三文の徳。写真活動もそうです。皆さん早起きしましょう!

以上です。(担当:広沢 一由)

 

 

平成30年 石渡区区民文化祭

 石渡区の秋の恒例行事「石渡区民文化祭」が113日と4日、石渡公民館で開かれました。

 3日夜と4日の午前中は作品展示会です。生け花クラブの16点の作品や写真クラブの22点の作品、手芸クラブの袋物や十二支の飾り、みかさ幼稚園児の色彩豊かな絵や工作、ジグソーパズルの大作などが会場いっぱいに展示されました。また珍しいオートバイのプラモデルも展示され、見学者の目を引いていました。

 4日午後は演芸大会です。石渡神楽保存会の太鼓や笛による神楽の演奏や大正琴クラブの演奏、舞台からあふれるほど大勢が参加した石渡育成会の児童たちの「信濃の国」「世界に一つだけの花」の合唱、石渡吟詠会の詩吟、新民舞踊クラブの華やかな踊りが次々に披露され、盛んな拍手を受けていました。

 休憩をはさんで石渡八寿喜会の力強い木やりが披露され、会場を盛り上げていました。最後に、全員で輪になって朝陽音頭を踊り、「平成」最後の文化祭を締めくくりました。

【文:区相談役 水越渉・写真:HPスッタフ 増田今雄】

☆展示の部

会場の石渡公民館には、ところ狭しと展示作品が並んだ

【生花クラブ】華やかな生花がずらりと並び、会場の雰囲気を盛り上げた

【手芸クラブ】細かな手作業による干支の飾りやカバン、袋物などが並んだ

【写真クラブ】身近な運動公園やペット、戸隠の風景写真など22点が並んだ

【みかさ幼稚園】園児の絵画約50点(写真上)や指人形などの工作(同下)

 

【ジグソーパズル】中村安夫さん制作。干支が目を引いた

【絵手紙】関英子さん制作。秋祭りの様子や明治時代の「天地の文」が大きな模造紙に
【エコクラフト】かごやざるなどエコクラフトで作ったバッグ。宮坂貞夫さん作
【プラモデル】小林正幸さん制作。ホンダモンキーや川崎オートバイの耐久レーサーなどがずらり
【切り絵】池田治雄さん制作の切り絵
【毛糸織物】戸谷愛子さん制作の有り合わせの毛糸を利用したカーディガンやベスト
【刺しゅう画】北村則子さん制作のクロス刺しゅうによる「フランスの農村風景」
【バードカービング】中島弘さん制作の、実物大の野鳥の木彫り。ウグイス(写真)やメジロなど4点を出品
【折り紙細工】平塚賢次さん制作。折り紙、セロテープなどを材料に作った

【能面】山本元博さん手作りの能面。「万媚」、「白式慰」、「獅子口」の3点を出品(写真左から)

 

☆演芸大会の部

【神楽】石渡保存会による「道中囃子」が披露
【大正琴】「宗谷岬」、「男の流儀」に続き最後の「星影のワルツ」は参加者が斉唱
【合唱】石渡育成会の親子による合唱。「信濃の国」、「世界に一つだけの花」を熱唱
【詩吟】「帰省所感」、「江月」、「楓橋夜泊」を吟じた
【木遣り】八寿喜会による木遣り。特別に文化祭向けバージョン「先綱」を披露
【朝陽音頭】最後の締めくくりは、恒例の「朝陽音頭」を全員で踊った